Windows 10の半年ごとのリリースされるFU(大型アップデート)の対応において、IT管理者はアップデートの配信管理だけでなく、利用しているアプリケーションの互換性の確認や検証、インベントリ情報の確認や編集を行う必要があります。MECM(Microsoft Endpoint Configuration Manager)は、WSUSに搭載されたWindows 10のアップデート管理機能を保有しつつ、アプリケーションやインベントリ情報の一元管理を行うことができるため、FU対応で必要となるすべての機能を保有しています。
またMECMは、Windows 10 の管理以外にも数多くの機能を保有しており、様々なデバイスを一括して運用・管理できます。そのため、PCやサーバーなどの端末の台数が多い企業で主に導入されています。その反面、MECMの導入や運用には難しい面が多く、ノウハウが必要となります。富士ソフトは、MECMをお客様に有効活用いただけるよう、PCなどのIT資産の利用状況や社内ネットワークの構成などを導入のヒアリングしつつ、計画から運用までをトータルにご支援いたします。
あらゆる端末に対するソフトウェア配布が可能です。配布スケジュールの自動化や負荷分散のサポートで、配布作業に対する管理者の負担を軽減します。
インストール済みのアプリケーションや様々なインベントリ情報を自動的に収集できます。Windows 10のバージョン管理はもちろん、ソフトウェアやライセンスなどの更新に必要な情報の確認など、IT資産の棚卸しが容易にできます。
ネットワークなどの状況に応じた端末動作の制御やアップデートなどの詳細な配布ステータスの管理、プログラムの導入や利用状況のレポーティングなど、WSUSの機能では実現できない細やかな端末管理を実現します。
資産管理 | 保有しているソフトウェアやハードウェアなどの資産の管理、資産情報の一覧化(保有数、利用数、導入時期など)が可能です。 |
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リモート コントロール | 管理しているクライアントにリモート状態でログオンし、操作することができます。 |
コンプライアンスと 自動修復 | 設定したコンプライアンスにおいて、望ましい状態でないクライアントを検知し、自動修復することができます。 |
マルウェア対策 | マルウェア対策機能(Endpoint Protection)で、定義ファイルの配布・適用状況の確認、感染状況のレポーティングができます。 |
OSの定期的なアップデートや必須となるアプリケーションの管理など、手作業で行っていた運用を自動化することで、効率的でミスのない最適な運用方法を設計いたします。
OSの定期的なアップデートや必須となるアプリケーションの管理など、手作業で行っていた運用を自動化することで、効率的でミスのない最適な運用方法を設計いたします。
実際に運用していく中で、さまざまなトラブルや使い方が分からないなど、お困りになる場面が出てきても弊社のサポート窓口などにてご支援いたします。
MECMはWindows 10の配信が行えるだけでなく、配信状況管理、ライセンス管理などの機能も有しており、総合的な資産管理運用が可能になります。また、半年に一度のWindows 10の大型アップデートにより、Windows 10自体の配信機能もより効率化されています。MECM自体も年3回のアップグレードが行われ、このWindows 10の配信機能の更新に合わせて機能が拡充されていきます。実現できる事が多い分ライセンスが高価である事と、設定項目などが多岐に渡るため、環境構築までのコストが高くなる事がデメリットとなる点です。