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これまでの Windows OSは、2年程度でサービスパックがリリースされ、4年程度でメジャー・アップデートという流れとなっていました。しかし Windows 10 は今までと異なる更新方法が採用されており、長いサイクルでのメジャー・アップデートではなく、機能や品質のアップデートを定期的に行うという「Windows as a Service(WaaS)」という方式が採用されています。この背景は、昨今のハードウェア・ソフトウェアの技術への対応に加え、将来的な様々なセキュリティ脅威への対応を即時に行うためです。
このWaaSの概念のもと、様々な用途毎に最適なタイミングでアップデートを行えるよう、Windows 10には下記の2通りの「サービシングモデル」があります。
FIGURE - SERVICING MODEL
通常利用に最適なプログラム。年2回(3月・9月)、機能更新プログラム(FU)が適用される。リリースから、品質更新プログラム(QU)が18か月間提供される。
特定用途向けプログラム(例:空港や鉄道のシステムなど)。最長10年間、機能を固定したままQUのみが提供される。(FUの適用がされない)
これらの中で一般的なビジネスシーンで利用するモデルは、Semi-Annual Channel(SAC)ですが、このSACによる Windows 10 アップデートは下記の2通りのプログラムで行われていきます。
FIGURE - Updating Programs
機能更新 プログラムFeature Updates (FU) | 品質更新 プログラムQuality Updates (QU) | |
---|---|---|
更新の 目的 | 機能の拡張 | 品質の向上、セキュリティ修正 |
配信頻度 | 半年ごと (3月・9月) | 毎月 |
既存環境 への影響 | 大きい | 小さい |
Windows 10のSemi-Annual Channel(SAC)は、アップデートのライフサイクルに合わせた運用を行っていく必要があります。
下記の図の通り、SACのサポート期間は3世代後のSACでのFUリリースまでとなり、Proエディションは18か月間、Enterpriseエディションで最長30か月間です。この期間を過ぎてしまうとサポート対象外となり、QUが配信されなくなります。したがって、1年半という短いサイクルで利用中のアプリケーションの検証や端末への配信準備などを都度実施していかなければなりません。
また、全社のPCに対して一括で展開するのはリスクが高いため、FUやQUを「いつ」「どのPCに」展開するのかを考慮し、自社に合わせた設計をする必要があります。
FIGURE - release life cycle
前述のとおり、Windows 10の大型アップデート対応はとても手間が掛かります。特に、「アップデートの配信制御」、「煩雑なアップデートの定期作業」、「アプリケーションの検証作業」の3点は、担当者を悩ませる大きな課題となります。
毎回のアップデート
作業が煩雑updating
アップデートを
制御できないControlling
アプリケーションの
検証作業が困難verifying
POINT1
富士ソフトのアップデートサービスは、マスターイメージの作成や展開、また配信基盤の構築・運用などをトータルでサポートし、管理者の負荷を軽減します。
POINT2
富士ソフトのアプリ自動テスト検証サービスは、最新の Windows 10 環境にてお客様のアプリケーションの自動テストを実施します。これにより問題箇所の特定をスムーズかつ正確に行える上、コストを各段に抑えることができます。
※現在、こちらのサービスは提供準備中となります。
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